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[イベント情報] 9/9,10 安乗の人形芝居

2023.08.31

安乗の人形芝居の歴史

志摩市の「安乗の人形芝居』は安乗神社の祭礼に奉納する
神賬の人形芝居として受け継がれてきた民俗伝承芸能で、
昭和55年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。

人形芝居の発祥としましては、
次のように言い伝えられています。

「文禄元年、志摩の国の国主九鬼嘉隆が、
豊臣秀吉の朝鮮出兵(文禄の役)に参加する際、
安乗沖にさしかかると急に
逆風が吹いて船が止まってしまいました。

嘉隆が安乗神社に参拝し戦勝を祈願したところ、
風向きが変わり船は追風に乗って無事出航する事ができました。
そして、戦役で武功をたてた嘉隆が、
再び安乗神社に御礼参りに訪れたところ、
村民は手踊りや種々の芸能で大歓迎をしました。」

このときに嘉隆から許された芸能が、
幾多の変遷を経て安乗の人形芝居として伝承されています。

大正末期の不況と昭和の戦争により一時中断しましたが、
昭和26年村民の願いと協力により復興し現在に至っています。

【日時】
令和5年9月9日(土)・10日(日)
午後6時30分開演
※午後5時から三番叟上演

【場所】
安乗人形芝居舞台(安乗神社境内)